2012/07/26

カプレオハブのレース研磨

見た目は格好よくなったホイールですが、105ハブで組んだホイールと比べると回転性能は劣ります。
カプレオハブのレース(玉受け)はプレスされているだけで研磨されていないのが原因です。

研磨されていないなら研磨してしまえ!と考える人がいるもので、今回も真似させてもらいました。

バルブコンパウンドを使って研磨します。
【KIJIMA バルブコンパウンド細目(#220)】

コンパウンドを塗るためにフリー部を分解します。
22mmのソケットレンチで外すのですが、ナットの引っかかりが浅いこともあって物凄く硬い。

鉄パイプで延長して外すことも考えましたが、レンチを側溝の蓋に引っ掛けてホイール側を回すと外れました。


グリスを綺麗に拭き取り、バルブコンパウンドをグリスと同じように塗ります。
きちんと研磨されるように、玉押しの締め具合は手で回すと硬いぐらいにします。

ハブ軸を電動ドリルで咥えて回転させます。

ハブ軸を手で回してスルスルと回るぐらいまで研磨しました。この時点で抵抗が減っているのがわかります。

玉押しを外したところ。ベアリングはコンパウンドまみれです。

コンパウンドを綺麗に拭き取るとレース研磨の完成です。

玉押し側は研磨されたのがわかりやすいですね。

研磨に使ったベアリングは径が小さくなってしまっているので新しい物と交換しました。

グリスアップ後にメンテナンススタンドに載せるとゴリゴリ感もなくスムーズ回りました。


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