2012/05/14

シートチューブの軋み解消&破断予防

サドルを持って車体を持ち上げた時や、上り坂等でサドルに体重を掛けたときにシートチューブのクランプ部がギシギシと軋むようになりました。軋まないようにするだけならグリスを塗れば解消するのですが、シートチューブが破断する可能性もあるので根本原因を解消することにしました。

原因はフレームの構造上の問題で、シートクランプ部分とシートチューブの内径が異なっているためです。

そのうえシートクランプ部分が3cmほどしかないため、サドルを高くしていると加重によってどうしても下図のように動いてしまいます。これがギシギシと軋む原因です。

これでさらにシートポストをインサートラインギリギリまでにしていると、シートチューブの先端だけに力が掛かって破断してしまうようです。
参考:FD20が破損した理由について考えてみた

対策としてシートポストの先端部分にシムを咬まして負荷を分散させます。


というわけで27.2-29.6のシムを買ってきました。

未使用なので心苦しいですが顎を切り落とします。

切断完了。


シートポストを一番下までさげて、シートチューブの下から出します。


シートポストにシムを固定しようとしたところで
「固定したらシートポストが抜けなくなって後々面倒なことになるのでは?」
と気づきました。。

というわけで方針を変更してビニールテープを巻きつけることにします。

シートチューブの内径と同じになるまでぐるぐると巻きつけます。
ポイントは内径よりも太めに巻いておいて少しずつ切っていくと継ぎはぎにならずに済みます。


未使用のまま切断されたシムが不憫でならないですが、一応問題は解決できました。




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